05年夏~06年夏まで1年間スウェーデンに留学していました。東京での大学院生活を経て、今は岡山県で働いています。


by kanapyon_814
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ELEVEN 兄、もぐ、jukaliさん、noskeクン、
コメントありがとうございました!
考えていること、聞くことが出来てとても嬉しかったです。
自分もさらに考えることが出来ました。

皆様、ブログを読んでいただいて、もし何か思ったことがあったら、
感想でも、思いついたことでも、賛成意見でも、反対意見でも、
なんでも、是非、シェアしてくださいね♪

・・・・・・・・・・

今日、たまたま回したBS2の『熱中人』で、面白い子が紹介されていました。
その子は、平成10年生まれの10歳なんだけど、あだ名は「昭和」。
なぜなら、5歳から昭和(30~40年代)に魅せられ、
昭和グッズを集めたり、昭和の歌を聞いたりするのが趣味だから。

「僕にとってのヒーローは、月光仮面で、
1番好きな歌は、『スーダラ節』です。」
そして、アコーディオンに合わせて、楽しそうに『スーダラ節』を熱唱。
10歳なのに「わかっちゃいるけどやめられない」・・・(笑)

将来の夢は?と聞かれれば、「昭和風の銭湯を経営することです。」
かわいい~♪♪

コメンテーターの精神科医の先生は、
「○○くんのような存在は、昔の記憶を引き継いでいってくれる、
とても重要な存在になっていくと思いますよ」とコメント。

彼は、いつか昭和をテーマにした、「銭湯つき」のテーマパークなどを
経営するのではないかと今から楽しみです。

・・・・・・・・・・・

さて、昭和時代にあったこと、30~40年代の明るい雰囲気よりも、
私たちがもっと覚えておかなければならないのは、その前の戦争の記憶です。


先日、
渡辺義治(よしじ)さん、横井量子(かずこ)さんご夫妻による二人芝居、

ノンフィクション・ステージ
『地獄のDECEMBER -哀しみの南京-』 
 を観てきました。

この舞台は、1937年の南京大虐殺をテーマとして、
その加害者や被害者の証言を織り交ぜながら進んでいく作品です。

この劇の特徴は、渡辺さん、横井さんが、ご自身を演じ、
戦争に対する自分の家族と自分の罪を、劇中で告白されていることです。


渡辺さんのお父様は、旧関東軍の将校で、
中国人殺害の問われ、戦後、C級戦犯として裁かれたそうです。

渡辺さんは、罪の意識によって苦しむお父様を見ながら、
自分も戦争に加担したような気持ちになり、
多くの人の犠牲の上に、自分が生かされていることについて、
罪の意識を背負いながら生きてきたといいます。

渡辺さんは1989年に、「中国残留婦人」に関するテレビドキュメンタリーで、
将校の家族たちは、日本人を棄てて、いち早く帰国したことを知ります。

そして、1991年から度々、中国を訪れ、
家族の罪を謝罪するため、中国残留婦人をテーマにした「再会」という劇をつくり、
公演を続けていらっしゃいました。


妻の量子さんは、
戦争の罪の意識に苦しむ渡辺さんに度々、
「罪は僕だけのものなの?」と問いかけられていたと言います。
量子さんは、自分にはそんな罪はないと考えていたそうです。

しかし、量子さんは、自分の父と自分にも罪があること、
さらにそれは渡辺さんよりも重いことに気づきます。

量子さんのお父様は、兵士に日用雑貨を納める仕事をしていました。
量子さんは、小さいころ、自分が不自由なく暮らせていたのは、
戦争で儲けたお金のおかげだったのです。

量子さんは考えます。
兵士は、返り血を浴びている、でも父は人にやらせてお金だけ儲けている。
父は、軍人より、重い罪を犯していたのではないか・・・と。


渡辺さんと横井さんは、2001年に初めて南京を訪れます。
渡辺さんが長江の虐殺現場で、手を合わせたとき、不思議なことが起こります。
突然、目の前が真っ赤になって、割れるような頭痛に襲われ、
「うーうー」と唸るような声が聞こえてきたのだそうです。

このとき、渡辺さんは、「南京大虐殺」と向き合わねばと感じ、
2005年から台本づくりに入ったそうです。

さらに、2006年、
実は、量子さんのお父様の戦時中の商売先の陸軍の一団が、
南京へも出兵していたことが明らかになります。

このようにして、「南京大虐殺」は2人にとって、抜き差しならぬテーマとなったのです。

・・・・・・・・・・

この劇を通して、戦争における、たくさんの人たちの苦しみ、悲しみを痛感し、
そして、なぜ、私たちが、過去の歴史に向き合わなければならないのかということを
ものすごく考えさせられました。

このような出来事を、劇を通して学ぶと言うことは、
本で読むよりも、役者さんの演技を通して、追体験ができるので、
すごく意義のあることだと思います。


終演後、渡辺さんと横井さんとお会いすることが出来たのですが、
舞台で見せる厳しい表情とは、全く違い、
お2人ともとても穏やかでいらっしゃったのが印象的でした。


この劇、ICUの先生に誘っていただいて観たのですが、
南京からの留学生の方と、一緒に観ることができ、
帰りに感想を話し合うことが出来ました。

彼女は、
「南京大虐殺のことを叫び続ける人がいるのは、
それを記憶にとどめて、同じようなことを二度と起こさないようにするため。
中国の人たちは、日本の人たちに、過去の罪で苦しんでほしいわけではない。
私たちは、未来に向かっていかなければならないから。We have to go on.」

そして
「歴史の意義は、過去から学んで未来につなげていくこと」
といっていました。

劇を見て、少し重たい気持ちになっていた私でしたが、
南京出身の方から、こんなふうに言ってもらえて、
気持ちが楽になりました。

・・・・・・・・・・

渡辺さん、横井さんが魂を込めて、上演されているこの劇、
もしお時間があれば、是非多くの方に観ていただきたいです。

これからの公演予定は、
12月1日(月) 18:30~ くにたち市民芸術 小ホール
12月2日(火) ①14:00~ ②18:30~ 三鷹市芸術文化センター 星のホール
12月5日(金) 18:30~ 日野市民会館 小ホール 

問い合わせはIMAGINE 21 080-5506-2295
(ICU生の方は、宗務部に問い合わせてみてください。)
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by kanapyon_814 | 2008-11-21 00:43

ALL WE NEED IS LOVE

11月も半ばが過ぎてしまいましたが、
皆さんお元気でしょうか?
本当に時が過ぎるのは早いですね!

私は、基本的には、引きこもってパソコンに向かう生活をしています。
でも、論文ってなかなか進まないものですね。
あと1ヶ月。集中していきます!

ただ、引きこもってばかりいるのは、あまり性に合わないので、
ちょくちょく、授業に出たり、講演会に行ったりしています。

11月の頭には、国際司法裁判所(ICJ)判事の、
小和田恒先生(雅子様のお父様)の集中授業があったので、
それに参加しました。さすが、世界を見てきた人という感じ。
どんな質問をしても、示唆に富むお答えがいただけました。


ここ1ヶ月のうちで一番インパクトが大きかったのは、
CARE WAVE AIDの 『選ばれた大地アフリカ』を観たこと。

CARE WAVE AIDとは、プロのステージアーティスト達が結集し、
世界の現状をテーマに、実話に基づいたノンフィクションミュージカルを行い、
その収益を、NGO団体などに寄付するという活動です。
出演者は、ノーギャラ出演です。

これは、1992年に発足した、NYブロードウェイの、
BROADWAY CARES/ EQUITY FIGHTS AIDS(1992年発足)
という活動を参考にしたもの。

AIDS撲滅のため、ブロードウェイだけではなく、
オフブロードウェイやツアーの全カンパニー
及びダンスカンパニーからプロのステージアーティスト達が集い、
イベントやショー、コンサートなど、
毎年数え切れないほどのプログラム活動を行なっています。
その収益金はAIDS基金として寄付され、
現在までに80億円という大きな成果を挙げているそうです。
 (CARE WAVE AID HP参照)

私が、去年の3月にNYで、『オペラ座の怪人』を観たときも、
カーテンコールの後に、出演者の方々が、
レッドリボンを持って舞台に出てきて、
「このグッズを買っていただけると
それがAIDS基金になりますので、ご購入ください。」とか
「出口で私たちが募金箱を持って待っているので、寄付をお願いします。」
という呼びかけがありました。

HP:
http://www.geocities.jp/carewavejapan/index2.html


CARE WAVE AID、
第1回、2回公演では、チェルノブイリ原発、イスラムの宗教戦争、
アジアの貧困、地雷問題などがテーマだったそうなのですが、
第3回のテーマは、アフリカ。

第1幕は、人間の先祖がアフリカから始まったとする神話に基づいて、
私たちとアフリカとのつながりが見出され、

第2幕では、エイズ、飢餓問題、難民キャンプでの医療問題、
紛争、少年兵の現状など、アフリカの抱える問題が浮き彫りにされました。

そして、最後のメッセージとして、
「遠く感じるアフリカの問題と私たちが無関係ではない」
ということが、訴えかけられました。

このメッセージと同様に、私の心に、ぽっと残ったのは、
カーテンコール後にゲストとして登場した、
ミュージカル俳優の橋本さとしさんが来ていた、T-シャツの文字。

 『ALL WE NEED IS LOVE』

出演者の方が皆さんが、白いシャツにジーパン姿だったので、
この文字が、すごく目立っていて、ずっと見ているうちに思いました。

「あ、全てに共通しているのは、これだ」 と。

最近見たり、聞いたりした
・パレスチナ支援を行っている
 日本ボランティアセンターの藤屋さんのお話、
・オバマ氏の当選スピーチ、
・キング牧師の研究者である 梶原寿先生のお話、
・NHKの『そのとき歴史は動いた』で聞いた
 キング牧師の“I have a dream"のスピーチ、
・ミュージカルのRENT、
・福島で中学校の先生をしている友達の話

これらに、何かが共通しているなぁ~って思っていたんです。

それが多分、人を思いやる心。人の幸せを願う心。
スウェーデンのみんなの兄or父的存在であるK太郎さんが、
いつも、「かなぴょん、世の中は愛やで」って言ってました。
その時、そう思っていなかったわけじゃないけど、
今になって、改めて、その言葉がすごく胸に染みています。


世界の狭さをよく感じます。

去年知り合ったと思っていた人と、
実は5年前にカナダで同じ語学研修を受けていたことが判明したり、
内定者の友達とゼミの友達が新しく繋がったことが判明したり。

人って、どんどんつながっていくんですよね。
友達の友達を辿っていけば、
世界の全員が友達になれるんじゃないかと思うくらいです。


この狭い世界には、いろんないろんな問題があります。
未来がどうなるのか、安心した暮らしができるのか、
不安が大きくなっています。

でも、私は、黒人解放運動で歌われた、
“WE SHALL OVERCOME” という言葉を信じたいと思います。
   (私たちは打ち勝つ)

そして、打ち勝つために、必要なのが、
思いやる心、LOVEなのだと思います。

書いてて、正直、キレイ事な気がしなくもありません。
“愛”という言葉を使うことにも、ちょっと抵抗があります。

でも、言うだけじゃなくて、表現して、実践して、
“LOVE IS ALL WE NEED”ってことを
自分の中にまず根付かせていきたいです。
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by kanapyon_814 | 2008-11-18 03:17